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留学生のアルバイト完全ガイド2026:豪英NZの就労ルールと時給相場

留学生のアルバイト事情2026:豪英NZの就労ルールと時給の実態

オーストラリア政府の2025年発表データによると、留学生の約83%が在学中に何らかの就労経験を持ち、平均週あたりの労働時間は約18時間です。イギリスでも2025年の高等教育統計局(HESA)の調査では、非EU圏留学生の約72%が学期中にアルバイトをしており、一週間あたりの平均収入は約220ポンドに達しています。ニュージーランド教育省が2026年に公表した留学生調査では、回答者の約68%が生活費の補填を目的に週15時間前後働いているという結果が出ています[7]。これらの数字が示すように、アルバイトはもはや留学生活の一部といっても過言ではありません。ただし国によって就労時間の上限や最低賃金は大きく異なり、制度を正しく理解しないと意図しないビザ違反に発展するリスクもあります。この記事では日本人留学生の渡航先として主要なオーストラリア、イギリス、ニュージーランドの3カ国に絞り、最新ルールとリアルな時給の目安、仕事の探し方までをわかりやすく整理します。

国別に見る就労時間の制限と最低賃金の最新動向

2026年4月時点で各国のビザが定める就労時間の制限は以下のとおりです。オーストラリアでは2週間あたり48時間まで学期中に働けます。これは2023年7月に従来の「週20時間」から緩和されたもので、生活費の高騰に対する留学生支援策の一環です。最低賃金は2025年7月の改定で24.80豪ドルとなり、日本の2026年平均賃金と比較しても高い水準を維持しています。イギリスは学生ビザ(Student Route)の条件として週20時間が原則で、長期休暇中はフルタイム就労が認められます。2025年4月改定の最低賃金は時間あたり11.44ポンドのまま据え置かれましたが、ロンドン市内では生活費の高さから15ポンド以上を提示する雇用主も珍しくありません。ニュージーランドは学期中週20時間、休暇中は無制限で、最低賃金は2026年4月に23.65NZドルへ引き上げられています。どの国でも就労上限を超えるとビザ取消の対象となるため、シフト管理アプリなどで自分の勤務時間を可視化しておく習慣が欠かせません。

どんな仕事がある?主要職種ごとの収入目安

オーストラリアの主要都市で留学生が従事しやすいアルバイトの職種と時給レンジを見てみましょう。カフェやレストランの接客・キッチンスタッフは時給25豪ドルから32豪ドル程度で、土日祝日のペナルティレート(割増賃金)が適用されればさらに高い収入を得られます。小売店の販売スタッフは25〜29豪ドルが相場で、アパレルブランドによっては従業員割引がつく点が魅力です。一定の英語力とPCスキルがあれば、一般事務やデータ入力のオフィスアシスタントで30〜35豪ドルを狙えます。日本語と英語のバイリンガルを活かした家庭教師は時給35豪ドルから50豪ドルと高単価で、特に理数系科目や日本語レッスンの引き合いが増えています。イギリスではロンドン中心部のカフェ勤務で12〜14ポンド、地方都市では10〜11.50ポンドが標準的です。ニュージーランドの接客業は最低賃金スタートが多く23.65〜26NZドルですが、バリスタの経験があれば27NZドル以上を提示する求人もあります。いずれの国でも履歴書に書ける職歴として評価される仕事を選ぶと、卒業後のキャリア形成に直結しやすくなります。

現地で効率よく仕事を見つける5つのチャネル

大学のキャリアセンターは留学生にとって最も信頼できる求人情報の窓口です。オーストラリアのGroup of Eight(8大学)をはじめ、多くの高等教育機関が学内専用の求人ポータルを運営しており、留学生の就労制限を理解した雇用主が多数登録しています。一般求人検索ではSeekやIndeedが豪英NZいずれでも主要なプラットフォームで、キーワードに「international student」や「part-time」を加えると効率的です。LinkedInはインターンシップや専門職のアルバイトを探す際に威力を発揮し、プロフィールを英語で整備したうえで興味のある企業をフォローするとスカウトにつながるケースもあります。飲食店や小売店の店頭に貼られた求人広告は今も健在で、駅近くのカフェやショッピングモールを歩いて直接履歴書を渡すアプローチは採用までのスピードが速い傾向にあります。最終的に決定打となるのが人脈で、同じ大学の先輩や語学学校で知り合った友人からの紹介は面接なしで採用されることもあり、現地コミュニティへの積極的な参加が長期的に見ても収入の安定につながります。

働き始める前に押さえるべき手続きと合法的な働き方

就労開始までに必要な手続きは国ごとに決まっています。オーストラリアでは**TFN(Tax File Number)**をオーストラリア税務庁(ATO)のウェブサイトから無料で申請します。銀行口座の開設にはパスポートと学生ビザ、大学の入学許可証が必要で、オンラインで事前申し込みを済ませてから支店で本人確認を行う銀行が主流です。イギリスではNational Insurance Number(NINo)を取得しないと給与から緊急税率が適用されてしまうため、到着後できるだけ早く申請手続きを始めましょう。ニュージーランドではIRD Numberと呼ばれる税務番号が必須で、こちらもオンラインで発行できます。現金手渡しの「Cash in Hand」は記録が残らず、万が一の労災や未払い賃金トラブルの際に泣き寝入りする恐れがあるため、必ず銀行振込で給与明細が発行される正式な雇用契約を選んでください。最低賃金を下回る提示を受けたら、各国の労働監察機関(豪州のFair Work Ombudsmanなど)が匿名で相談に乗ってくれます。

よくある質問

Q1: オーストラリアのOSHC(海外学生健康保険)はアルバイト先の保険で代用できますか?

代用はできません。OSHCは学生ビザの保持要件として政府が指定する保険であり、アルバイト先が提供する労働災害保険とは目的が異なります。就労の有無にかかわらず、ビザ有効期間中はOSHCを継続する必要があります。

Q2: 求人広告に「留学生お断り」と書かれていたら応募しないほうがよいですか?

雇用主がビザ条件を理由に差別することは各国の法律で禁止されています。明らかに「留学生不可」と明記されている求人は雇用機会均等法に抵触する可能性が高く、応募を見送るのが無難です。

Q3: 大学が推奨するインターンシップは就労時間の制限に含まれますか?

無給・有給を問わず、実際に労働と見なされる活動は制限時間にカウントされます。ただし、カリキュラムの一部として単位が付与される正規の実習はビザ条件の例外となる場合があるため、事前に大学の国際課で確認してください。

Q4: Uber Eatsなどのギグワーカーは時間管理をどうすればよいですか?

オーストラリアではプラットフォーム側が勤務時間を管理する義務はなく、自己申告が基本です。アプリの配達履歴や収入明細をスクリーンショットで保存し、2週間48時間を超えないように自身で調整する必要があります。

Q5: 卒業後に就職が決まった場合、学生ビザのまま働き続けられますか?

原則として卒業後は学生ビザの就労権が失効するため、雇用主がスポンサーとなる就労ビザへの切り替え申請が必要です。申請中は一時的なブリッジングビザが発給され、以前のビザ条件を引き継いで就労できるケースもあります。

Q6: アルバイトの給与から引かれる税金は取り戻せますか?

オーストラリアでは年度末(6月30日終了)に確定申告(Tax Return)を行うことで、年間所得が免税枠(18,200豪ドル)以下の場合、源泉徴収された税金の全額が還付される可能性があります。イギリスやニュージーランドにも同様の還付制度があるため、必ず確定申告を行いましょう。

Q7: シェアハウスを探す際にアルバイト証明書の提示を求められたらどうすればよいですか?

大家や不動産仲介業者が収入証明を求めるのは一般的です。アルバイトを始めたばかりの場合は雇用主に「Employment Letter」を発行してもらい、週あたりの平均勤務時間と時給を明記してもらうとスムーズです。

参考資料

  1. オーストラリア内務省「Student visa work conditions」 https://immi.homeaffairs.gov.au/visas/getting-a-visa/visa-listing/student-500

  2. オーストラリア税務庁「TFN application for overseas students」 https://www.ato.gov.au/individuals-and-families/tax-file-number/apply-for-a-tfn/foreign-passport-holders-permanent-migrants-and-temporary-visitors

  3. 英国政府「Student visa – work」 https://www.gov.uk/student-visa/work

  4. ニュージーランド移民局「Work rights for international students」 https://www.immigration.govt.nz/new-zealand-visas/visas/visa/student-visa

  5. Fair Work Ombudsman「Minimum wages」 https://www.fairwork.gov.au/pay-and-wages/minimum-wages

  6. オーストラリア政府「海外学生健康保険(OSHC)概要」 https://www.health.gov.au/overseas-student-health-cover

  7. ニュージーランド教育省「International Students Survey 2026」 https://www.education.govt.nz/our-work/international-education/publications/international-student-survey-2026/


本記事の内容は2026年4月時点の情報に基づいています。ビザ条件や最低賃金は各国政府の方針により随時変更されるため、実際の申請や就労前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。


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