留学を目指す日本人にとって、避けて通れないのが英語能力試験です。中でも IELTS(アイエルツ)、TOEFL(トーフル)、PTE Academic(ピーティーイー アカデミック) は世界で最も広く認められている3大試験です。しかし、「結局どれを受ければいいの?」「国によって違うの?」と悩む方は少なくありません。
実際、日本の高校や大学ではTOEFLがよく知られていますが、イギリスやオーストラリアへの留学ではIELTSの方がスタンダード。さらに、近年はAI採点で結果が早いPTE Academicの存在感も急上昇しています。
この記事では、国別の受け入れ状況一覧表、スコア換算、英語力プロファイル別の向き不向き をデータとともにわかりやすく整理します。留学準備のムダを省き、あなたにぴったりのテストを見つけてください。
1. 3大英語試験の基本スペック
最初に、試験の形式や受験料をざっくり押さえておきましょう。試験を選ぶ際には「どのくらい時間がかかるか」「費用はいくらか」も大切な判断材料です。
| 項目 | IELTS Academic | TOEFL iBT | PTE Academic |
|---|---|---|---|
| 試験時間 | 約2時間45分 | 約2時間(2023年7月以降短縮) | 約2時間 |
| スキル構成 | リスニング・リーディング・ライティング・スピーキング | 同左 | 同左 |
| スピーキング方式 | 対面式(試験官と1対1) | コンピューター録音式 | コンピューター録音式(AI採点) |
| 受験料(日本) | 25,380円(ペーパー版)/26,400円(コンピューター版)※2024年 | US$245(約35,000〜37,000円) | 27,500円 |
| 結果発表 | 3〜13日(ペーパー版は13日) | 4〜8日 | 通常48時間以内 |
| 主な特徴 | イギリス英語中心、実用的なコミュニケーション力重視 | 北米英語中心、アカデミックな内容 | 完全コンピューター化、AI採点でスコアブレが少ない |
※受験料は為替レートやキャンペーンにより変動します。最新情報は公式サイトをご確認ください。
2. 国別受け入れ状況一覧表:どの国にどのテスト?
留学先の国によって「事実上のスタンダード」が異なります。特に 学生ビザ申請 で指定されている試験がある場合、絶対に間違えられません。以下の表は、主要な英語圏留学先での受け入れ状況をまとめたものです(2025年5月現在)。
| 留学先 | 推奨される試験 | ビザ申請で使える試験 | 補足・注意点 |
|---|---|---|---|
| イギリス | IELTS for UKVI (Academic) | IELTS for UKVI、PTE Academic UKVI、TOEFL iBT(条件付き) | Tier 4学生ビザには「SELT(安全な英語試験)」のみ有効。IELTS UKVI版またはPTE Academic UKVIの受験が無難。一部大学では通常のIELTSやTOEFLも可だが、ビザ申請時にUKVIスコアが必須。 |
| オーストラリア | IELTS Academic / PTE Academic | IELTS、TOEFL iBT、PTE Academic、CAEなど | 学生ビザ(サブクラス500)は多くの試験を受け入れ。IELTSが最も普及。PTEも人気急上昇中で、看護師登録などに使われることも。 |
| ニュージーランド | IELTS Academic / PTE Academic | IELTS、TOEFL iBT、PTE Academic | オーストラリアと同様、IELTSが主流。教育機関によりTOEFLも可。 |
| カナダ | IELTS Academic(SDS申請は6.0以上が目安) | IELTS、TOEFL iBT、PTE Academic(2023年8月からSDS対象に) | 学生ビザの簡易申請制度「SDS(Student Direct Stream)」では、当初IELTSのみだったが、2023年8月からPTE Academicも追加。TOEFL iBTはSDSに非対応だが、通常の学生ビザ申請で利用可能。 |
| アメリカ | TOEFL iBT が依然スタンダード | TOEFL iBT、IELTS Academic、PTE Academic | 約9割の大学がTOEFLを受け入れる一方、IELTSを受け入れる大学も4,000校以上(全米大学の約90%)。ハーバード、スタンフォードなどトップ校もIELTSを認める。ただし学部によってはTOEFLを優先するケースも。PTEは受け入れ校が限られるが、イェールやデュークなど一部名門も導入。 |
ポイント:
- イギリス留学は「IELTS for UKVI」一択に近い。間違って通常版を受けるとビザ申請で使えないので要注意。
- オーストラリア・ニュージーランドは試験の選択肢が広い。費用や得意分野で選べる。
- カナダは2023年の変更でPTEの価値が急上昇。SDSを狙うならIELTSかPTEで準備しよう。
- アメリカは長年TOEFL文化だが、IELTSの受け入れ範囲は想像以上に広がっている。志望校が明確なら必ず入学要件を確認。
3. スコア換算表:各試験スコアはどう対応する?

3つの試験はスコア体系がまったく異なります。出願時に「IELTS 6.5はTOEFL何点?」と迷う方のために、公式な換算研究(ETSコンコーダンス研究など)に基づいた一覧表を作成しました。ただし、大学やコースが独自の換算基準を持つ場合もあるため、必ず志望校の公式情報を最終確認してください。
| CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠) | IELTS | TOEFL iBT(0-120) | PTE Academic(10-90) | レベルの目安 |
|---|---|---|---|---|
| B1(中級) | 4.0-5.0 | 42-71 | 43-58 | 日常会話は可能だが、アカデミックには不十分 |
よくある質問
Q1. 留学の出願はいつから始めればいいですか?
一般的に、入学希望日の12〜18ヶ月前から準備を始めるのが理想的です。大学リサーチ、英語試験対策、必要書類の収集など、早めの準備が合格率を大きく左右します。
Q2. 出願に必要な書類は何ですか?
主な必要書類は、成績証明書(英文)、卒業証明書、英語力証明(IELTS/TOEFL)、推薦状(2〜3通)、志望理由書(SOP/Personal Statement)、パスポートのコピーです。大学や国によって追加書類が求められることもあります。
Q3. IELTSとTOEFL、どちらを受けるべきですか?
志望する国や大学の要件によります。英国・オーストラリア・NZはIELTSが主流、米国はTOEFLが一般的ですが、近年は両方を受け入れる大学が増えています。UNILINKカウンセラーが最適な選択をアドバイスします。
Q4. 複数の国に出願してもいいですか?
はい、むしろ推奨されます。志望校の幅を広げることで、合格の可能性を高め、万が一のビザ却下リスクにも備えられます。UNILINKは英国、オーストラリア、NZ、シンガポール、アイルランド、マレーシアの6カ国に対応しています。
Q5. 不合格だった場合、どうすればいいですか?
別の大学や次の入学時期を検討しましょう。UNILINKカウンセラーがあなたのプロフィールに合った代替校を提案します。また、書類の不備や英語スコア不足が原因の場合は、再出願の計画を立て直します。
UNILINKに相談できる理由

UNILINKは、オーストラリア政府公認のMARA(移民代理人登録機関)に正式登録された移民代理人と、QEAC(国際教育カウンセラー認証)G167資格を持つ教育カウンセラーが在籍する、独立系の留学アドバイザリーです。大学からのコミッションに依存しない完全無料モデルにより、利益相反のない中立的なアドバイスを提供しています。シドニー、東京、マニラの3大陸拠点から、年間1,000名以上の留学生をサポートしています。
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