オーストラリアで学位を取得した留学生にとって、卒業後のキャリア形成と永住権への道を大きく開くのがサブクラス485「一時的卒業ビザ」 です。2026年5月現在、このビザは最大5年間の就労・滞在を可能にし、世界中の優秀な人材を惹きつけ続けています。
本記事では、2026年度の最新制度にもとづき、Post-Higher Education Workストリーム、Replacementストリーム、Second Post-Study Workストリームという3種類の申請ルートを徹底比較。さらに、学位分野に応じて延長の対象となる専攻の一覧や具体的な費用感まで、留学生が知っておくべき情報をすべてまとめました。
サブクラス485ビザとは?卒業生を最長5年間サポートする仕組み
485ビザは、オーストラリアの教育機関で最低2年間(92週)以上のCRICOS登録コースを修了した留学生が、卒業後にオーストラリアに滞在し、就労やインターンシップを通じて実務経験を積むために設けられた一時的ビザです。雇用主を縛らないオープンな労働許可であることが最大の特徴。どの業種でも、フルタイム・パートタイムを問わず自由に働けます。また、この期間中に永住権(PR)につながるポイントを獲得したり、エンプロイヤースポンサードビザへの切り替えを目指すことも可能です。
2024年以降の移民戦略改定によって、従来のGraduate WorkストリームとPost-Study Workストリームは再編され、現在は以下の3つの申請ルートが存在します。
- Post-Higher Education Workストリーム:学士号以上の学位取得者向け
- Replacementストリーム:COVID-19の影響で485ビザを十分に活用できなかった人の救済措置(2027年まで申請可)
- Second Post-Study Workストリーム:地方キャンパスで学んだ卒業生が、さらに1〜2年間延長するためのルート
このうち、最長5年の滞在が可能になるのは、Post-Higher Education Workストリームで対象分野の学位を取得した場合です。次のセクションから各ストリームの詳細を見ていきましょう。
| 大学名 | 都市 | QSランキング2026 | 年間学費目安(AUD) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| メルボルン大学 | メルボルン | 13位 | $35,000〜$45,000 | 総合研究型、医学・法学に強み |
| シドニー大学 | シドニー | 18位 | $35,000〜$45,000 | オーストラリア最古、ビジネススクール評価高 |
| UNSW | シドニー | 19位 | $35,000〜$48,000 | 工学・IT・ビジネスで高評価 |
| ANU | キャンベラ | 30位 | $33,000〜$44,000 | 政策・国際関係学が世界的権威 |
| モナシュ大学 | メルボルン | 37位 | $32,000〜$45,000 | 薬学・教育学でトップクラス |
学費は2026年度の目安です。コースにより異なります。
3つのストリーム詳細と2026年資格条件
Post-Higher Education Workストリーム(学士・修士・博士対象)
オーストラリアの大学・大学院で学士(Bachelor)・修士(Masters by Coursework / Masters by Research)・博士(Doctoral)のいずれかを取得した卒業生が申請するルートです。修了したコースは、CRICOS登録の92週以上であること、かつ16ヶ月以上の実質的な対面学習が含まれている必要があります。
基本有効期間(学位別、2026年)
- 学士号:2年間
- 修士号(コースワーク/リサーチを問わず):3年間
- 博士号:4年間
ただし、オーストラリア政府が指定するスキル不足分野(Priority Migration Skilled Occupation Listに準じた学位)に該当する場合、上記の基本期間に+2年の延長が適用され、学士で計4年、修士で計5年、博士で計6年(ただし485ビザの累計上限が5年を超える場合は別途考慮が必要)の滞在が可能です。実質的に、多くの留学生が狙う修士課程で5年というインパクトが大きい数字です。
主な申請条件(2026年)
- 50歳未満であること
- 申請時に有効な学生ビザ(サブクラス500)を保有しているか、学生ビザ終了後6ヶ月以内であること
- 提出時期に応じた英語力証明:IELTS AcademicまたはGeneral Trainingでオーバーオール6.5、各バンド6.0以上(PTE Academic、TOEFL iBTなども相当スコアで可)
- オーストラリアで適切な健康保険(OVHC)を維持していること
- 過去に485ビザ(ReplacementやSecondストリームを除く)を主申請者として取得していないこと
ビザ申請費用:AUD 1,895(2025-2026年度の想定額。追加申請者1名ごとにAUD 950前後)
この費用に加え、健康診断や警察証明書の取得費用が別途かかります。合計で2,000〜2,500 AUDを目安に考えておくと良いでしょう。
Replacementストリーム(COVID-19によるロスを補填)
2020年2月1日から2021年12月14日の間に所持していた485ビザの一部期間をオーストラリア国外で過ごしたために、就労期間を実質的に失った人を対象とする経過措置です。2027年1月1日まで申請可能で、2026年でも申請を検討する価値があります。
対象者の例
- 2020年3月に485ビザが発給されたが、国境封鎖で半年間自国から動けなかった
- ビザ期間中に一時帰国したまま再入国できず、本来の滞在日数を確保できなかった
このストリームで認められるのは、本来のビザ全期間と同じ長さの新たな485ビザ。たとえば修士取得者で3年のビザを1年使えなかった場合
よくある質問
Q1. この国の留学費用はいくらですか?
留学先の国や都市、大学によって異なりますが、学費と生活費を合わせた年間の総費用は、一般的に200万円〜500万円程度です。詳細は各大学の公式サイトや、UNILINKカウンセラーにご確認ください。
Q2. 英語力はどのくらい必要ですか?
多くの大学ではIELTS 6.0〜6.5以上、またはTOEFL iBT 80〜90以上が目安です。ただし、大学やコースによって要件は異なるため、志望校の公式入学基準を確認してください。
Q3. ビザ申請は難しいですか?
必要書類を揃え、条件を満たしていればビザ取得は十分可能です。UNILINKのMARA登録エージェントが書類作成から申請まで無料でサポートしますので、ご安心ください。
Q4. 留学中にアルバイトはできますか?
多くの国では留学生のアルバイトが認められており、学期中は週20時間程度が一般的な上限です。ただし、国やビザの種類によって規定が異なるため、事前に確認が必要です。
Q5. 卒業後の就職や永住権は可能ですか?
卒業後に就労ビザ(ポストスタディワークビザ)を取得できる国が多く、そこから永住権への道も開けています。特にオーストラリアやカナダ、英国は卒業後のキャリア支援制度が充実しています。
UNILINKに相談できる理由

UNILINKは、オーストラリア政府公認のMARA(移民代理人登録機関)に正式登録された移民代理人と、QEAC(国際教育カウンセラー認証)G167資格を持つ教育カウンセラーが在籍する、独立系の留学アドバイザリーです。大学からのコミッションに依存しない完全無料モデルにより、利益相反のない中立的なアドバイスを提供しています。シドニー、東京、マニラの3大陸拠点から、年間1,000名以上の留学生をサポートしています。
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